不登校の子の父親である公認心理師が語るブログ

不登校の我が子の出来事を、父親かつ教育現場で働く公認心理師の立場からお話します

ちょっと行ってはみたものの

不登校の我が子(上)。高等専修学校に登校して3日目。休みました。

4日目、とりあえず行ってはみました。しかし、5日目の金曜日も休んでしまいました。

正直、かなり期待してしまっていたんですね~

この学校に行きさえすれば、何とかなるって...

本人もその希望に満ちていたに違いありません。が、現実はそう簡単ではないですね。

 

週末、洗濯物を子どもの部屋に掛けに行ったとき、我が子がぽつり、

「行く学校間違っちゃったかな~」

うーん、これは堪えましたね~

 

もう少し話を聞くと、

「自分にはレベルが高すぎる。もっと基礎的なことから教わらないと無理...他の生徒はみんな絵が上手」

 

大人としては「そんなにすぐ決めつけるのは早すぎだよ」と思うのですが…

いや、むしろ、その「理由」は「学校に行けない理由」を自分で探し出しているにすぎないとも考えられます。

つまり、その「理由」を直接解決しようとしたところで、根本的な「解決」にはならない可能性が高いということです。

 

仮にその「学校に行けない理由を解決」しても、次には別の「理由」が出てくる。

その繰り返しかもしれません。

 

「基本的なデッサンから学びたい」とも言っていたので、「じゃあ、デッサンの授業だけでも言ったらどう?」と返答はしました。

また、「デッサンが学びたいなら、美術教室に行って学ぶこともできる」とも話してみました。しかし、この私の意見には妻は反対でした。

「そんなことが問題なのではないと思う。仮に美術教室に行っても同じことの繰り返し。自分から『やりたい』と言うことでなければ、親が勧めたことをさせても継続しない」(妻)

 

確かにそうですね...

今回の専修学校は私が見つけて我が子に紹介したので、自分自身のこだわりやわだかまりがあるのでしょう。

妻の言う通りですね。

自分と我が子のことになると、冷静に見ることは難しいですね。

 

そういう意味では、やはり「子どもにおまかせ」することがいいのでしょう。

ここは辛抱して、「子どもにおまかせ」です。