不登校の子の父親である公認心理師が語るブログ

不登校の我が子の出来事を、父親かつ教育現場で働く公認心理師の立場からお話します

受験してきました

不登校の我が子。ついに専修学校高等課程の受験をしました。

流石に緊張していました。

朝から試験開始で、模擬授業を受け、その後学科試験、個人面接とハードな一日です。その間に親面接もあります。

朝、専修学校の入り口で、ちょうど以前の模擬授業をしてくれた先生に出会いました。

「緊張しているかな? 大丈夫だよ。」と優しく声を掛けてくださいました。

ありがたかったですね。我が子の緊張も少し和らいだようです。

 

我が子が緊張した面持ちで受験教室に向かった後、親面接となりました。

そこで尋ねられたことは、①不登校になった理由やきっかけ、②子どもがされては嫌なことは何か、でした。

入学した後、生徒が再び学校に行きにくくならないように配慮したいので、ということで尋ねられました。面接をしてくださった先生の誠実な対応に、安心感を覚えました。

この先生になら「お任せしたい」と思いました。もちろん、先生の個性もあるので、子どもと合う合わないは当然あります。しかし、不登校の子のコースを設けており、それなりの理念や考えがあってやっていることだと感じたのでよかったです。

 

我が子の方は、長時間の受験だったので、終了後に迎えに行ったときは、ちょっと疲れた表情をしていましたね。それはそうです。

模擬授業では教科科目以外にも美術をしたようで、特にデッサンの授業がよかったみたいです。実際、我が子が描いたものを見ましたが、よく描けています。プロが教えると違うんだと感心しました。「よく描けてるね~」と褒めたのですが、照れくさいのか「まあ」と素っ気ない返事でした。まあ、そうでしょう。

 

こうして、受験は無事終わったのですが。

その日の夜、我が子は大きな不安におそわれてしまいました。

「専門学校に行けるのかな?登校できるのかな?」という恐怖でした。