不登校の我が子、そこそこ本を読むのが好きだったのですが、ネットでネット小説を読むのが大好きなようです。
自分が書いた小説をアップして、多くの人が閲覧できるサイトがあるようです。そのサイトを我が子に教えてもらい見てみましたが、本当に多くの人が、自由に小説などを書いて、投稿しています。
なかには、出版を目指している人もいるようです。
投稿された小説は様々で、親としては心配な面もあったのですが、投稿者はタグをつけて、成人向けとか、暴力的な描写があるものとか、明示するようなシステムになっています。
我が子とは、いい物もあればひどい物もあるよね、という話や、子でも向けでないものもあることなどは、話をしました。会員登録して年齢を明示しないと、成人向けとか、暴力的な描写があるものは閲覧できないようにはなっています。
ギャグ系をよく読むと申しておりましたが、何を読んでいるかは詮索しないようにしました。
すると、自分でも小説を書きたくなったようで、何篇か書いて投稿したようです。ポケモンを題材にした話ということのようですが、さすがにどの小説を書いたのかは教えてくれません。ペンネームも不明なので、「探してもいいよ」というので探してみましたが、分かりませんでした。
でも、何人かの人が読んでくれたようでした。我が子としては、自分の考えたことを表現したかったようです。
それは、yutubeへの動画投稿でも、ゲーム実況だけでなく、ゲームのストーリー背景などの考察をしたものを投稿したりするように、自分の考えを表出したいのだと思いました。
賛否やメリットデメリットなど交錯しているネットですが、自分の意見を表現できる場としてもネットがあるということは、良い面としてあると思いました。大きな問題は、自分が表出したことに対して、思いやりのない誹謗中傷が書き込まれてしまい、心が傷ついてしまうことです。幸い、そのようなことはないようです。
基本的にはネット小説を読む方が多く、しょっちゅう「げらげらと笑って」小説を読んでいるので、ギャグ系を読んでいるでしょうね。
自分が子どもの頃も、ギャグマンガは大好きで何度も読み直していましたしね。
私自身も小説を読むのは好きなので、いくつかの本が本棚にあります。我が子は、表題にひかれて村上春樹さんの「騎士団長殺し」を読んでいました。反ナチスのレジスタンスの話も出てくる内容なので、途中で「どんな内容なの?」と聞かれたのですが、上手に説明できませんでしたね。屋根裏にあった絵がキーになって、ナチスの時代のドイツにトリップしてしまうんだけど、とか説明してみたけども、「ふーん、難しいねー」と言っておりました。とりあえず、上巻だけ読んだそうです。
今は、田口ランディさんの「コンセント」をちょっと読んだりしているみたいです。なかなか刺激的な表現もある小説ですが、高校生ともなると、性というものとも無関係でいることはできませんしね。
夏目漱石だけ読め、というわけにはいきませんから。夏目漱石やドストエフスキイもおもしろいですが、もちろん。
でも、ネット小説もいいものはあると思います。