不登校の子の父親である公認心理師が語るブログ

不登校の我が子の出来事を、父親かつ教育現場で働く公認心理師の立場からお話します

専門学校に入るには、高卒程度の資格が必要・・・

不登校の我が子も中2となり、「進学」というものが我が子の意識にも上ってきました。

しかし、中1の時に3日間しか登校していない我が子。成績は「評価不能」です。授業も受けていないし、テストも受けていない。「オール1」ではなく、成績がつかないんですね。

私は専門学校に勤務していますが、専門学校は専門技能しか教えないので、関係のない知識(勉強がどれくらいできているか)はどうでもいいです。例えば、私の勤務する専門学校では、英語や理科の知識などは全く必要ないです。社会も常識レベルでOKです。教科書を読む必要があるので、漢字はそれなりに読めないと困りますが。

でも、そんな専門学校に入るには、高校を卒業している必要があるのです。言い換えると、高校の勉強を理解していなくても、卒業さえしていれば、専門学校を受験する資格が得られるのです。

我が子が望む、CGに携わる仕事をするには、CGを専門的に学ぶための専門学校や美大に進学し、技能を身に着けて卒業する必要があります。これは必須ですよね。卒業したからといって、希望する仕事に就けるかは分かりませんが(もちろん)。

 

となると、我が子は大学等を受験できる資格を得なければなりません。

大学や専門学校に行くためには、

①高等学校又は中等教育学校を卒業

②特別支援学校の高等部又は高等専門学校の3年次を修了

③指定された専修学校の高等課程を修了

高等学校卒業程度認定試験(旧大検)に合格

などに該当していないといけません。

 

これについては我が子に少しずつ、折を見て話していきました。

我が子も自分なりに調べているようで、CGを学ぶ専門学校には行く必要があると、自分で認識したようです。また、パパの私も専門学校の教員なので、専門学校の大切さの説明にも信頼性があるようです。

なので、そのためには、上記4つのどれかの資格を得なければならないという話はすぐ納得してくれました。

あとは、具体的にいい学校があるかです!

 

通信制の高校はたくさんできました。ありがたいことです。海外留学や国内一流大学を目指すための通信高校もあれば、サポート校と連携し不登校の学生を受け入れている通信高校。

うーん、通信制は絶対続かない。サポート校には行かないでしょ。

定時制高校は?

妻の仕事仲間の子どもが定時制に通っていたらしく、「結構いいみたいよ」とのこと。なので調べてみると、結構入試しっかりあるじゃん!

学力考査50%、調査書40%、面接10%。

いやー、無理でしょ。学校の勉強してないから、学力考査はかなり低い点数でしょうし、調査書はほとんど学校に行っていないから0点に近いし、面接は10%しか点とれないし。

不登校の子どもを積極的に受け入れている公立の定時制高校のあるとの情報も。これはいいことです。しかし、人気があるらしく、倍率が高くなってしまっているそう。また、通学するのが交通機関の乗り換えが多すぎて大変。うーん、いい学校なのですが、ハードル高いな。

あと、肝心なのは、我が子は国数英理などの勉強がしたいわけではないってことです。

やりたいことは集中してやるが、やりたくないことは拒否!

結構、自分を主張します。

それを無理強いして、勉強させてもね。おそらく続かない。高校中退の可能性もある。

 

では、自由な教育を方針とする私立高校か。いいですね。問題は家から遠い…

なかなか、難しいですね。

しばらくして、気が付きました。「指定された専修学校の高等課程」とういうのがあることを。ネットで調べてみると、ありました! しかも通える距離!

急いで資料を取り寄せてみました。