不登校の子の父親である公認心理師が語るブログ

不登校の我が子の出来事を、父親かつ教育現場で働く公認心理師の立場からお話します

中3前の春休みを「満喫?」

中2の3学期に相談室登校を続けてきたせいか、中3前の春休みは「休み」として満喫しているみたいです。「春休み」として「休んでいる」という感覚が持てるので、友だちの家に遊びに行ったり、コンビニで買い食いしたりできているのでしょう。

とはいえ、新型コロナの感染拡大も終息しておらず、どんどん出かけるという気分になりきらないのは、我が子も同様です。

部活も農作業の時だけでも参加すれば?と尋ねましたが、農作業はいいけども、そのあと、行った農作業について新聞を書くことになるようで、それが嫌だそうです。

小説を自由に書くのは好きなのですが、題材も指定されて枠にはまった形で書くのが本当に嫌いなんですねー。それはそれで仕方がない。仕事によっては型にはめてできないと成立しないことも多いのですが、CG加工を地道に続けている姿を見ると、そういうことがまったくできないわけでは、なさそうです。

自由気ままにやりたい、ということではなく、「やりたいこと」がやりたい、という気持ちが強いのかなーと感じております。「やりたいと思うこと」を目一杯やってみる、それができる環境であるならば、そうしてみることがいいのではないかと思っています。

私は専門学校の教員をしていますが、社会人や主婦(主夫)業、あるいはずっとひきこもっていたり、うつやパニック障害で仕事を休んでいたり、世界中を旅してきたりなのどの、30代~50代の方も多く入学してきます。今の日本は、学びなおそうと思えばできる世になったのだと、感じています。

なので、今、普通高校に行って、大学に行かないと取り返しがつかない、とは思わなくていいと実感しています。

私が高校生の頃は、偏差値の高い高校に行って有名大学に行くことが、最大かつ無難な幸福をもたらすと思われていましたし、親も子にはそのように仕向けていました。でも、大学まで行った私は中退し、その後のフリーター生活を経て、もう一度大学から行き直しました。

自分の経験からも、自分がやろうと思えば、それからでも学び直して、仕事もできる、今はそう思っています。