不登校の子の父親である公認心理師が語るブログ

不登校の我が子の出来事を、父親かつ教育現場で働く公認心理師の立場からお話します

相談室登校の友だちも少し元気に

不登校の我が子、相談室登校をまあまあ安定して行っています。

相談室には、小学校の友だちも登校していました。クラスメイト関係で(おそらくいじめなのかな…)で不登校となり、相談室に何とか来ているという状態でした。その子も、小学校の時から我が家に遊びに来ていたのですが、中学校に入ってからとても元気がなくなって、かなり心配していた子でした。

私は以前、仕事で精神障害者の施設で働いていたのですが、うつ病の方には「つらそうな」「ネガティブな」雰囲気があることを感じていました。先輩の心理師も同様のことをいいますし、当時の施設長も同様のことを言っておりました。

その子にも、中学に入ってから、「うつ」の方が放つのと同じような「つらそうな」雰囲気を感じていたのです。いじめが原因で学校に行くのがつらかったということを聞いて、あの時は本当につらい時期であったのだろうと心が痛みました。

しかし、その子も、中2の終わりころになると、徐々に元気を取り戻してきていて、正直ホッとしました。我が家に遊びに来た時の雰囲気に、つらさが減ってきたように感じられたからです。

我が子が言うには、その子は、我が子が相談室に行くまでは「相談室のカーテンの奥に隠れたままでいる」状態だったそうです。我が子とは仲がいいので、我が子が相談室に行くと「話をしたりする」のだそうです。

我が子が相談室に行くことは、その子にとって少しでもいい方向に作用していたのかな、と思います。もちろん、我が子にとっても、その子がいるおかげで相談室にも行ってみようと思えたのでしょうから、本当に友だちがいるということが、双方にとって良かったのだと思いました。