不登校の子の父親である公認心理師が語るブログ

不登校の我が子の出来事を、父親かつ教育現場で働く公認心理師の立場からお話します

校長面談来る

何はともあれ、不登校の我が子、中2の冬休みを終え、中2の3学期を迎えました。

3学期はかなりコンスタントに相談室登校するようになりました。

そんな中、またしても学校から電話が。。。校長面談かな?と思って出ると、そうでした。「またですが、進級に合わせての校長面談をお願いします」と、担任の先生からでした。

昨年の校長面談は我が子も緊張し、私たち親もちょっと身構えていましたが、校長先生がとても理解してくれており、いい先生であったので、まあまあ気楽です。

我が子も、「分かったー」と元気な返事。

そうして臨んだ校長面談。大丈夫でした。やはり我が子はちょっと緊張していましたが、相談室登校も始めたし、進学については専修学校の高等課程に行くと決めたし、そのための英語の勉強もパパと始めたし、ということで、返事に困ることもないしね、と親子で話していました。

実際の校長面談も順調でした。相変わらず元気に返事をする我が子。

「うん、しっかりした返事がとてもいいですね。」

「相談室に来て部活に出ているんだそうですね。頑張っていますね。」

と校長先生は、まず笑顔でほめてくれました。

その後、進学の話題に。

「3年生にもなると”進学”という話が出てくるのだけれども、どうしようとかは考えているのかな?」(校長)

「はい。専修学校に行こうと思います。」(我が子)

専修学校?」(校長)

「中卒で入学できる専修学校の高等課程がありまして。」(私がフォロー)

「そこで、CGの勉強をしたいと思っています。」(我が子)

「ほお、CGといえば、動画を作成しているんでしたっけ。親御さんもそれでいいんですか。」(校長)

「はい。幸い通えるところにありまして。」(私)

「しかし、入試とかあるでしょう?」(校長)

「美術の作品以外にも、国語と英語があります。」(私)

「英語があると大変ですね。どうですか?」(校長)

「はい。今、お父さんと毎日英語の勉強をしています。」(我が子)

「おおー、たいしたもんだ。でも、お父さんも教えるの大変ではないですか。仕事で疲れた後ですし。」(校長)

「実は、私も教員をしていまして、専門学校なのですが。なので、中学英語なら教えるのは大丈夫な感じです。」(私)

「お父さんも同業者でしたか!なら、心強い。」(校長)

「はい、優しく教えてくれます。」(我が子)

「私立になると学費もかかりますが、大丈夫ですか?」(校長)

「学費は共働きということもあり、用意してあるので大丈夫です。」(私)

「そうか、君はご両親に感謝しないといけないですね。」(校長)

「はい(笑顔)。」(我が子)

 

という感じで、校長面談は終了しました。その後、担任の先生と立ち話。

「あの専修学校には、やはり相談室登校だった先輩が通学していますよ。絵がとても好きな生徒で。入試も面接と簡単な筆記だけだったような。」(担任の先生)

「そうなんですね。近々、専修学校には入学相談に行こうと思っています。コースもいくつかあるようで、そのあたりも聞いてこようかなと思います。」(私)

 

これからは、専修学校のどのコースを希望するのか、どのコースなら入学できそうなのか、実際に専修学校の先生に相談するのが重要になります。

専門学校の教員をしているので、専門学校には「どのような学生なら入学できるのか」という基準があるのを知っています。つまり、このコースではこういう学生・生徒を、こっちのコースではあういう学生・生徒を望んでいる、と。少子化の影響もあり、専門学校はそれほど学生・生徒を選べません。とはいえ、学校の専門性に合わない学生・生徒を入学させても、すぐ退学してしまいます。なので、「そのあたり」を探ることが重要です。

特に、美術の専門コースのハードルがどれくらいか、ここは正直なところを聞きたいと思っていました。

 

我が子も、早く専修学校の話を聞きたい・見たいらしくて、個別相談に早く行きたいと申しておりました。

ちょっと早いかなとは思いましたが、中2の2月に、その専修学校に電話連絡をしてみました。