不登校の子の父親である公認心理師が語るブログ

不登校の我が子の出来事を、父親かつ教育現場で働く公認心理師の立場からお話します

体験授業の日の夕方に校長面談もしてきました

専修学校の体験授業を受けてきた日の夕方、パパが組み入れてしまった中学の校長面談に行きました。

我が子は疲れていたようですが、元気に「よし、行くか~」という感じでした。

体験授業が楽しかったことで、その専修学校に進学する意思が固まり、「進学するぞ」という自信もついたようです。きっと充実していたのでしょうね。

そうしたことから、校長先生としっかり話をすることができると感じていたのでしょう。

 

こうして、我が子と両親(私たち夫婦)は校長面談に臨みました。

校長面談は夕方なので、下校する生徒たちともすれ違いますが、我が子は何の気後れもないようです。よく考えれば、毎日午後から相談室に登校しているのだから、慣れていますものね。

教員室に向かうと、担任の先生が待っていてくれました。また、もう一人の年配の先生がおり、「こちらでお待ちいただいていいですか?」と空き教室に案内してくれました。腰が低くてざっくばらんな感じなので、その時は、まさか当の校長先生とは思いませんでした~。

 

校長先生がとりあえず退出し(ちょっと要件があったみたい)、担任の先生と私たちだけになりました。担任の先生が「いや~、わざわざ申し訳ありません。校長が新しく赴任したので、もう一度面談することになってしまって。私は、今のままでまったく良いと思っていますから。」と声をかけてくれました。我が子を安心させるために言ってくれたようです。

 

再び、校長先生が登場。(あっ、さっきの人が校長先生だったんだ! なんかよい人そう。)

 

「いやいや、わざわざご足労頂いてすいません。今は、相談室に毎日来られているようで。何時くらいにくるのかな?」(校長)

「2時くらいです。」(我が子)

「どんなことをしているのかな?」(校長)

「絵を描いたり、友だちと話をしたりしています。」(我が子)

「絵を描くのが好きなんだよね。私は、とてもよくやっていると思っています。」(担任)

「でも上手くなくて。でもCGを描きたいんです。」(我が子)

「そうですか。中3ともなると、そろそろ進学とか考えることになるのですが、どうでしょうか?」(校長)

専修学校に行こうと思っています。」(我が子)

「実は、まさに今日の午前中に、専修学校の体験授業を受けてきまして。そこでは不登校の生徒を受け入れるコースがあり、授業の半分はCGとかを学べるんです。」(パパ)

「以前、うちの生徒も一人進学していまして、大丈夫だと思います。」(担任)

「そうですか。まったく問題ないじゃないですか。いやー、大丈夫じゃないですか。これはわざわざお越しいただかなくても、いやお手数をおかけしました。」(校長)

 

という感じで、あっさりと終了。

 

校長先生が退出し、担任の先生と立ち話。

「わざわざすいませんでした。でも、校長も安心したかと思います。今日、体験授業にいかれたんですね。受験するのかな。」(担任)

「はい。受験します!」(我が子)

「また、必要書類とかあればご連絡ください。」(担任)

「はい、とても気に入ったようで、受験するので、その時は連絡します。よろしくお願いします。」(パパ)

 

担任の先生が、校長先生に「今のままでいい」とプッシュしてくれました。

また、我が子のことも「それでいい」と信用してくれていることがうれしかったです。

そして、我が子には「これでいいんだ」という安心感が与えられていて、本当によかったと思いました。