不登校の子の父親である公認心理師が語るブログ

不登校の我が子の出来事を、父親かつ教育現場で働く公認心理師の立場からお話します

担任の先生によって違う?

我が子が中学2年生となり、担任の先生も変わりました。

校長面談で、「今度は経験のある先生が担任につきますよ」と言われていたので、どっちかなー、いい方に出るといいなー、と思っておりました。

1年生の担任の先生は、とってもいい人なのですが、しっかりしている。どうも、その辺がうまく合わなかったのもあるようでした。しっかりしているのに、生徒にはある程度の緩さをもって接してくれる。のが、我が子には合っている感じでした。

2年生の担任の先生は、学年主任ということで、最初は、かなり固い先生なのかな、と思っておりました。初めて会った時の印象も、結構固いのかな、でした。

しかし、なんだかんだと学校に行かないままいても、結構自由にさせてくれました。実際は、コロナ感染による緊急事態宣言で、通常の生徒も登校しなくなるという状態になり、その対応で先生方はてんやわんやで、そもそも登校しない我が子は「フリー」となっていたみたいです。

我が子は「オンラインなら授業に出れるかな」とか言っていましたが、もちろんオンライン授業には参加しませんでした。Zoomですと、参加者リストが出ますから、なかなかね。そもそも、何にも勉強しないまま2年生になっているので、授業についていくことすら困難なのが目に見えているので、親もまったく勧めませんでした。

とはいえ、非常事態宣言で登校禁止となっていたのは、我が子にとって「みんな一緒」というのがあって、少し罪悪感が弱く済んでいたようです。下の子も学校に行っていないので、やや夏休み感覚的な錯覚もあったのでしょうね。

非常事態宣言が解け、再び通常授業となって、ほどなく、1学期の通信簿を取りに来てくださいとのこと。

とりあえず、私のみ行くことに。

担任の先生は、「ほとんど連絡もせずにいて申し訳ありません」と言っていましたが、いやいやプレッシャーがかからずに良かったです、というのがこちらの本心でした。確かに、先生としては連絡しないわけにいかないのでしょうが、我が子は放っておいてもらった方が元気なので、まったくOKです!

もちろん、学校の先生がこまめに働きかけた方がいい生徒もいると思います。こまめで適切な関わりとサポートで、学校に行けるようになる子もいると思います。また、学校としては、不適切な療育がされていた場合、サポートに入る必要がありますから、家庭への連絡は大切です。

その後も、学校のプリントを家に持ってきてくれて、その時に私がたまたまいたので話をしたり、「学校にプリント取りに来てください」というので私が取りに行ったり、としているうちに、担任の先生も私たちの様子が分かってき、私も担任の先生の人柄がわかってきました。

担任の先生は、無理に学校に来させようとはしませんでした。常に、「来たくなったら、いつでも来ていいよ。相談室でもいいし、部活だけでもいいし。」と言ってくれていました。この、プレッシャーのかけないスタイルは、我が子にとって良かったようです。少しずつ、行ってみようかな、という気持ちがわき始めていたようです。