年も明けて、ボチボチ2年生かな、と思っていたころ、担任の先生から連絡が。
「進級にあたって校長面談があります。いつなら来られますか?」
そうなんですねー。知らなかったー。まあ、確かに学校の先生としての気持ちは分かります。何もしないで、「はい、いいですよー、2年生です。」としちゃうわけにはいかないですよね。
とはいえ、我が子はどういう反応を示すであろうか。
率直に、「2年生になるにあたって、校長先生とお話をしなければならないんだって。パパたちも一緒には行くよ」と話すと、
「わかったー」という返事。やや表情は固いかな。
校長面談当日。制服が嫌いなので学校ジャージで向かいました。
緊張した面持ちながら、我が子は結構会話をしていました。
校長「今日はね。2年生になるために、君の気持ちを聞きたくて来てもらいました。」
我が子「はい。」
校長「おお、いい返事ができますね。とってもいいことです。君が学校に来れなくなってしまって、先生としてもいろいろと君に負担をかけてしまって、申し訳なかったなと思っているんですよ。だから、今日、こうして君が来てくれて先生はとてもうれしいです。」
我が子「はい。いえ。そんな。」
校長「日中はどうやってすごしているのかな。」
我が子「ゲームをして、あとゲーム実況の動画を作成しています。」
校長「動画の作成?どんなことなんだい。先生はよくわからないんだよねー」
我が子「お父さんがゲームの様子を録画する機械を買ってくれたので、自分がやっているゲームの様子を録画して、Gimpとゆっくりムービーメーカーを使って、実況動画にしています。」
(少し、私が先生に解説入れる。)
校長「それはすごいね。ユーチューバーじゃないですか。」
我が子「お金は稼いでないし、そんなに見られていないので、ユーチューバーではないです。」
校長「朝は何時に起きるの。」
我が子「7時です。」
校長「夜は?昼夜逆転はしていないかい?」
我が子「10時くらいには布団に入ります。昼夜逆転はないです。」
(私、うなずく)
校長「学校に来れなくなった子は、朝起きられずに昼と夜が逆になってしまうことが多いんだけど、君は大丈夫なんだね。」
我が子「お父さんに起こされてはいます。」
校長「でも、そのあと昼に寝たりはしないんだろう?」
我が子「はい。昼はやることがあるので、寝ないです。」
校長「それはよかった。では、ここから先生から質問があります。君は2年生になりたいですか?」
我が子「はい、なりたいです!」
校長「おー、しっかりと返事ができたね。すばらしい。わかりました。では、2年生になってください。もう大丈夫ですよ。4月からは2年生です。でも、勉強も大切ですよ。先生たち大人は、君たち子どもが勉強できる機会を作らなければならないんです。だから、もし少しでも勉強したいなと思ったら、いつでも学校に来てください。」
いい校長先生でした。一見厳しそうな感じなのですが、勉強していないからダメとかではなく、その子の良いところを見つけて褒めてあげようとする態度や、褒めるときの笑顔が優しくて、子どもたちの心の成長をとても大切にしている人だと思いました。
そうして、我が子は中学2年生になりました。