不登校の子の父親である公認心理師が語るブログ

不登校の我が子の出来事を、父親かつ教育現場で働く公認心理師の立場からお話します

フリースクールという選択

学校に行かない、相談室にも行かない、部活だけでも行かない、となると、学校に行くのは無理かなあ。という感じになってきます。でも、できれば外部とのつながり、社会との接点を持ってい欲しいと思う。

そうすると、選択肢の一つにあがってくるのが、フリースクールです。

フリースクールも、決して多くはありませんが、あるにはある。しかし、どのスクールがいいのか見当がつかない。ホームページを見てみたり、資料を取り寄せてみたりするが、本当のところはわからない。

家から比較的近くて、不登校の子どもを専門にしており、間借りではなくて自前の校舎を持っていて、ネットでの評判も悪くはないスクールの体験会に、まず母親である妻が行くことにした。私よりも妻の方が「なんとかせねば」と急き立てられている。

さて、行ってみて、どうだったか。早速、妻から報告がありました。

スクールとしては悪くなさそうとのこと。体験会ではフリースクールの生徒さんがお話をしてくれたようで、「ここに来てとてもよかった」ということを一所懸命に語ってくれたようです。すごいな。本当に伝えたかったんだね。

そのあと、個別相談会なのですが、希望者の保護者が多く、とても順番が回ってこなさそう。不登校の子どもは本当に多く、不安を抱えている親が本当に多い、と実感したそうです。

個別相談とはいかなかったけど、スクールの中を案内してくれた先生が、「今度は、まずお子さんと一緒に来てください。見学して、少しスクールを体験して、お子さんが来たいと思うかどうかが大切です。親がむりやり来させても良いことはありません。」という話を、してくれたそうです。

うん、とっても大切なこと。このように言える先生たちであれば、いいスクールかも。

そこで、私が仕事を休んで、我が子と一緒にフリースクールに行ってみよう、となりました。我が子に話すと、あまり乗り気ではないが、パパと一緒ならば行ってもいいかも、という感じ。

ただ、電車に乗って行かないといけなんだよね。うーん、電車に乗って行く気力があるだろうか。行ってしまえば良さそうなんだけど。行って欲しいな。でも、難しいよな。あんまり期待しちゃいけないよな。

いろんな気持ちが錯綜する。

そして、フリースクールを見学しに行く日がやってきた。