不登校の子の父親である公認心理師が語るブログ

不登校の我が子の出来事を、父親かつ教育現場で働く公認心理師の立場からお話します

人と会うのが怖い

不登校の我が子。なんとか週1回専修学校に行くということを続けています。

ちょっと顔を出すだけと行って、少しデッサンの授業を受けて帰ってきたりしています。デッサンは楽しいみたいで、一所懸命取り組んでいるようです。

 

さて、そうとうはいえ、学校ですから単位習得のために期末試験を受けなければなりません。補習としての課題を行うことでなんとか試験は受けられるとのことですが…

しかし、これが我が子にはプレッシャーになったようです。

これまでは自分の行けるときに学校に行っていたのですが、「試験のために、登校『しなければならない』」となったことで、ストレスが加わってしまったのかと思っています。「しなければならない」というのはストレスですよね。

 

これまで週1回の登校ですから、積み残した課題もそれなりにあり(結構割り引いてくれています)、週1回の登校では課題がやりきれなさそう。そこで、連日登校しようと試みたのですが…

行けませんでした。

では、課題を持って帰ってきて家でやるのは…

「学校のものが部屋にあるのが嫌だ」というので無理...

八方塞がりですね。これは。

 

頑張って週にもっと登校するか、課題を家でするか、単位習得をあきらめるか、の三択だということ、どうするかは自分で決めるしかないということを、諭して伝えました。

 

我が子は、何度もパパの所に話に来て

「人と会うのが怖い」

「電車に乗るのが嫌だ」

など、学校に行けないことの「理由」を見つけてはパパに報告しに来ました。

 

これに対しては「受け止めてあげること」はできますが、「どうすればいいのか」を指示することはできません。自分で決めることだからです。

 

しばらくして、「週1回登校して、できるだけやって、それでも終わらなかったら家に課題を持って帰って、試験までにやる」という結論を持ってきました。

できるかどうかは分かりませんが、そうさせてみることにしました。