不登校の子の父親である公認心理師が語るブログ

不登校の我が子の出来事を、父親かつ教育現場で働く公認心理師の立場からお話します

社会の試験を受けてきたそうな

不登校の我が子は、毎日、相談室に午後1時から1時間程度通っております。

昨日、社会の期末試験を受けてきたそうです。

「今日さー、社会のテストがあるというから、やってみたよ。でも30点とれるかどうかかな。テスト前に教科書をちょっとみただけだったし。」(我が子)ということです。

 

何はともあれ、「学校のテストを受けた」ということに、ちょっとびっくりです。中2の学年末にも担任の先生から、「テストだけでも受けられるよ」と言われたようだったのですが、その時はテストを受けていなかったので。

どういうことなんでしょう?

社会は我が子が小学生の時から「そんなに好きではないのに良い点をとれた」教科なので、受けやすかったということはあるでしょう。これが数学だったら受けなかったように思います。全く分からないだろうということは推測できますから。

妻は「30点くらいしか点が取れない自分を受け入れられるようになったのかな。」と言っておりました。それもありそうです。勉強は「やらなければならない事」であるけど、「自分は専修学校に進学してCGの勉強をするんだ」という自信があるから、「社会で30点でも大丈夫」「社会が30点だったとしても自分のアイデンティティーを脅かさない」と感じたのかもしれません。

 

「なんで社会のテストを受けようと思ったのか」という理由は、本人にも分からないでしょう。「なんとなく」受けようかなと思ったという感じでしょう。「なんとなく」「肩肘張らずに」「無理に頑張ることなく」テストを受けることができた。これは良い事ではあるのかなと思います。

 

ちなみに、きっと社会のテストは30点も取れないでしょう…

30点取れなくても気にしなくていいよ。