不登校の子の父親である公認心理師が語るブログ

不登校の我が子の出来事を、父親かつ教育現場で働く公認心理師の立場からお話します

相談室の先生が異動により新しい先生になった

3月末といえば、学校の先生が異動する時期ですね。

我が子がコンスタントに通っている相談室の担当の先生も、異動で他校にいくことになりました。

替わりに、新しく相談室担当の先生が赴任しました。

新しい先生もいい先生なのですが、我が子曰く「『普通教室に行くための相談室だから』という圧力が強いんだよね~」。若い女性の先生のようで、熱心なのはいいのですが、「なんとか、やっと相談室に行っている生徒」にとっては、「普通教室に行くための相談室」というのは、メリットのないプレッシャーにしかなりません。そんな圧力をかけられては、相談室にやっとの思いで通っている生徒は相談室に行けなくなってしまいます。

不登校の生徒のための相談室が、不登校を創り出すという構造は良くありません。

「ちょっと様子を見て、何ならパパから担任の先生に相談してみようか? 担任の先生なら理解してくれるよ。」(パパ)

「うーん。もうちょっと様子を見てみる。」(我が子)

「じゃあ、とりあえずサッと行って、ちょっと滞在してサッと帰ってくれば?」(パパ)

「でも、最近、相談室の出席ノートが変更になって、来た時と帰る時の時刻と相談室で何を目的に何をしたかを、記入するようになったんだよ。」(我が子)

 

うーん、どうなんでしょう。確かに、「目的をもって登校させたい」「普通教室に通うことを目標にさせたい」という学校の意図は理解できるのですが、そのような「よかれと思ってのルールの押し付け」が不登校の生徒を締め付ける場合もあることを、学校側は分かっているのでしょうか?

 

そういえば、これまでの校長先生が定年退職され、4月から別の校長先生が赴任したのでした。この一連の相談室の変化は、新しい校長先生の影響があるのかもしれません。

一抹の不安を抱えつつ、日が過ぎていきました。