不登校の子の父親である公認心理師が語るブログ

不登校の我が子の出来事を、父親かつ教育現場で働く公認心理師の立場からお話します

新聞作成は苦手だからヤダよ~

不登校の我が子、相談室登校して、そのあとに科学部の部活に行っておりましたが…

なんと、科学部の活動がパソコンを使っての「マイ新聞作成」になってしまったとのこと。この「新聞作成」、我が子が最も苦手な課題なのです。苦手だし嫌いだし。

そもそも、文章を書くことも苦手なのです。これは、小1の頃から、ずーっとでした。だから、夏休みの読書感想文もすっごく苦手でした。

でも、口頭では話せるのです。しかし、文章を書くことが際立って苦手という子どもや人はいます。ちょっとしたアンバランスで問題ではないのですが、当の本人・子どもにとっては、読書感想文や作文、新聞作成はかなりストレスになるのです。

我が子は、読書感想文はパパとの対話方式で書いていました。パパが、「なぜこの本を選んだのか?」と質問し、我が子が口頭で返答する。それを、「じゃあ書こう」と促して、パパが我が子が言ったことを提示して、我が子が文として書く。「どの場面がおもしろかったのか?」「なぜ、面白いと思ったのか?」「自分はどう思ったか?」など質問して、口頭で返答させ、それを文として書くと、読書感想文の完成となるのです。

小学校では、国語か社会の課題に「新聞作成」があり、我が子は学校でほとんど書くことができず、家に持ち帰っていました。そして、読書感想文と同じ方法で、パパと「新聞」を作成していたのです。2回くらいはあったでしょうか。

その、苦手で大嫌いな「新聞作成」が科学部での活動となってしまったので、部活には行かない~、となりました。

それは仕方がないですよね。ここで無理に部活に行かせても、何の成果も生み出しません。

なので、「いんんじゃない。部活は。」とパパ。

「相談室だけでも行こうかな。」と我が子。

相談室には、友だちもいるし、のんびり過ごせるようで、そこに通うだけでも、親としてはうれしいです。

 

そういうことで、我が子は自分で、1日の行動スケジュールを組みなおしたようです。

これまでは2時半に家を出て、相談室に行き、3時半ころから部活に行き、帰ってくる。というスケジュールだったようですが、これからは、2時に家を出て、相談室に行き、3時半から4時に帰宅する、というスケジュールに変更していました。

我が子が自主的に自分の行動スケジュールを調整しているので、これはいいことです。その自主性を尊重しました。自分で決めた事はやる、でも、何かあれば柔軟に変更してかまわない。大事なことだと思います。

こうして、中2の3学期は、ほぼ毎日、相談室に行くようになりました。(雨の日はお休みします。これも自分で決めた事)