不登校の子の父親である公認心理師が語るブログ

不登校の我が子の出来事を、父親かつ教育現場で働く公認心理師の立場からお話します

運命の月曜日が来た

金曜日の朝、「学校に行きたくない」と我が子が言い、頭から布団をかぶった。私は「いいよ」と言った。

ついに、次の月曜日の朝が来た。

朝、子どもを起こすのは私の役目だ。なかなか起きないが、頑張って起こす。

朝食をとり、着替える段になって、ついに我が子が口を開く。

「今日は行きたくない」

ああ、そうか。やはり、そうか。

「今日は」と言ったが「今日から」だろう。今日から学校に行かなくなる。恐怖だった。こわかった。本当になってしまった。ああ…

母親である妻は「どうして行きたくないの?」と聞いている。我が子の答えは、何だっただろう。覚えていない。覚えていないのは、それが我が子の本心でないと直感したからだ。

私も妻も、かなり学校に行かせようと粘った。私も強めに「今日行かなくなると、もっと行きにくくなるから、行こう」と"説得"したのを、とてもよく覚えている。

我が子は、学校には行かなかった。頑として制服に着替えなかった。