不登校の子の父親である公認心理師が語るブログ

不登校の我が子の出来事を、父親かつ教育現場で働く公認心理師の立場からお話します

期末試験、行きませんでしたね~

不登校の我が子のきょうだいの下の子、小6です。もうすぐ卒業なのですが、最近はほとんど学校に行っていませんね。

うーん、下の子も不登校状態といっていいでしょう。

理由は、「行っても意味がないから」です。

謝恩会の劇が嫌で登校を拒否した下の子は、劇をしなくてもいいことを勝ち取り、小道具係となりました。小道具を作成し、同級生に渡してからは、謝恩会までの1週間、学校を休みました。

その後、期末試験があるのですが、これも嫌になってしまったようです。

これまでは、期末試験を頑張って「学年でトップを争っていた」のですが、そもそもイヤイヤやっていました。「やらなければならないからやるけど、やるならいい結果を残したい」という線で、やってきたようです。

もう、小学校も終わるので、すべて嫌になってしまったのでしょうね。

 

結局、期末試験当日も学校を休みました。

「別に成績はなんでもいい」ということでした。それなら、それでOKです。

 

しかし、期末試験当日の朝、下の子を起こして、朝ごはんの準備をして、「この子は今日学校に行くかな~」と心配して、胸がぎゅっと締め付けられる感じ、どこかで味わったな~と思いました。

そうです、上の子が不登校を始めたころ「今日は行けるかな~」と気を揉んでいた時と同じ感覚です。

そうか、自分は下の子には「学校に行くことを期待している」んだと気が付きました。

 

下の子は、中学校は上の子が不登校になった中学校ではなく、フリースクールに近い私立の中学校に行くことになっています。そのこともあって、より今の小学校に行く意味を感じられないのかもしれません。

 

中学校高校と不登校をしていた同僚の先生に、「下の子も、謝恩会や期末試験、卒業式が嫌で学校に行かなくなっているんですよ~」と話をすると、その先生は「そりゃそうでしょ、だって学校に行っても得るものがなにもないですから」と至極当然のように返答されました。

「あっ、そうなんですよ。うちの子も『学校に行っても得るものがない』って言っているんです」(私)

「そうですよ~」(同僚の先生)

 

そうでした、「子どもにおまかせ」できていないことに気が付きました。

不登校児の下のきょうだいも学校に行きませんね~

不登校児の我が子には下のきょうだいがいます。小6なので、もうすぐ卒業です。

しかし、最近はすっかり学校を休みがちです。

 

これまでも、学校で「きらいなこと」「納得できないこと」があると、ストライキ的な感じで学校を休んでいることは、ありましたが。

ここにきて、「きらいなこと」が続き、なんだかんだと休んでいますね~

何がきらいかというと、「謝恩会」「期末試験」「期末試験のための勉強」です。

 

下の子は、「いい塩梅」に手を抜くことができません。

そのため、「期末試験のための勉強」もしっかりやるため、期末試験の成績はとても良いのです。その時は「うれしい」ようですが、じゃあ「成績の良い学校」に行きたいかというと「ノー」です。まあ、傍から見ていても「嫌々勉強しているだけ」というのはわかります。結構、勉強中は「イライラ」していますし...

 

何につけ「強制されること」をとても嫌う下の子。

「謝恩会」で劇をやることになったのもとても嫌だったようです。人前で何かをすることがダメなのです。プレッシャーに弱い、目立ちたくない、という面が強いのかな。そのため、小道具係という役割をもらえたので、一週間休んだ後、小道具を作って学校に行きましたが、それ以降は学校をお休みしていました。結局4日連続で休んで、「謝恩会」の日も学校を休みました。

ある意味、妥協しないですね。

 

親としても、上の子が不登校で学校に行かないのを「よし」としているので、下の子だけに「行きなさい」とは言えないですよね。

 

今度は「期末試験」があるのですが、行くのでしょうか。

 

不登校児のきょうだいが学校に行きたくないと言う

不登校の我が子。3歳下のきょうだいがいます。小6です。

その下の子、嫌なことに対する拒否が強く、しぶしぶやろうとしてつぶれそうになる不登校の上の子とは違います。

 

小6なので、もうすぐ卒業。すると、謝恩会で劇をすることになったようです。

しかし、人の前に出て何かをさせられるのをとても嫌う下の子。「絶対ヤダ」と言って、「学校に行きたくない」となりました。最初は「なんだた頭がくらくらする」と言って言い訳を作っていたのですが、学校を休ませて、なんだかんだと話をしていると、謝恩会の劇が嫌で行きたくないということがはっきりしました。

 

コロナのせいもあり、学校の先生も「体調不良」で欠席となると、コロナ感染ではないかどうかを確認しなければならないようです。

私の携帯に担任の先生から電話が掛かってきました。

これまでも、何度か休んでいるので、言い訳せず正直に伝えました。

「謝恩会の劇で人前に出るのがどうしても嫌なようで、それで学校に行かない感じです」(私)

「裏方さんという役割をすることもできるので、その旨を伝えてみていただいて、それなら学校に来られませんでしょうかね。それで、学校に来るように促してもらえませんか。」(担任の先生)

 

その旨を下の子に話すと、とりあえず翌週からは登校するようになりました。

結構、はっきりしています。

しかしまあ、上の子が学校に行っていないのを「よし」としているので、下の子に「行きたくない」と言われると、親としても「行きなさい」とは言えないですよね。

「じゃあ、上の子はいいの?」となりますからね。

なかなか悩ましいですよね。

友だちに会いたいのだけど…

不登校の我が子。目覚まし時計で自主的に起きてもらおうと試みておりますが、なかなかすんなりとは出来ておりません。

ここ数日は、7時半に起きてきているので、努力しているのかなと思います。

しかし、安定はしておりませんね。

どこまで促そうかと思案中です。

 

ところで、新型コロナウイルスのミオクロン株感染拡大は大変な状態ですね。

我が子の中学校の3年生も、遠隔授業になったようです。

相談室もこの影響で閉鎖まではなっていないようですが、登校もためらわれます。

そもそも、今年度から赴任した相談室の先生とそりが合わず、相談室にも行かなくなってきたことに、今回のミオクロン株感染拡大が加わり、今年になってからほとんど相談室登校をしていません。

まあ、コロナウイルス感染も怖いので、親も「行かなくていいんじゃない」という感じになっております。

とはいえ、我が子は相談室に行くことよりも、相談室の友だちと遊ぶ機会が持てないことがとても残念なようです。

 

「コロナのせいで、友だちと遊びに行けないよ~」という嘆きをしています。

「コロナで学校が閉鎖になるのは関係ないけど、残りの貴重な時間に友だちに会えないのはつらい」と言ってます。

「高校になってからでも、友だちと連絡取り合って遊んでいいんだよ」とは言っておりますが、みんな学校が変わってしまうので、本当に会えるようになるのか気がかりなのでしょうね。

卒業後にも、積極的にLINEで連絡すればいいのでしょうが。

でも私たちの時代では、こんなに簡単に連絡取り合えなかったですけどもね。

目覚まし時計があまり機能していない

朝、早く起きられるようになるために、目覚まし時計を渡して、自己管理させておりますが。

うーん、最近は目覚まし時計が機能していないような。というか、目覚ましを掛けていないですね、これは。

なんだかんだと8時くらいには起き出しているようですが、8時半過ぎになることもあるようで。休日は9時になることも。

どうしましょうか~

なんとなく促さないといけないのかな~と思っておりますが、まだしておりません。

 

しかし、下の子と不登校の話になると、「専門学校(専修学校)には行くから」とはっきり言っているので、「行きたい」という意志は固いようです。

まあ、ちょっとずつでも早起きモードに調整してもらえるといいのですが…

 

そんな不登校の我が子、ニンテンドー関連のゲーム会社のCG作成部門に就職することを望んでいるわけですが。

どうやら、ニンテンドー本体のCG部門に就職するには、CGの技術よりも基本的なデッサン能力が重要という情報を仕入れて来たようです。(その情報が正しいのかは不明)

 

とはいえ、専修学校の美術の先生も、CGでも基本はデッサンと明言されているので、間違ってはいないのでしょう。ニンテンドー本体に入るには美大を出ていないと難しいのかもしれませんが、関連する会社はいくつかあるわけですから。

 

そんなこともあり、専修学校ではデッサンをしっかり学び、それから専門学校に進むという未来を描いているようです。

十分できるでしょうから、頑張って欲しいです。

でも、朝、起きられるのかな…

 

ポケモン新作ゲームをするので早起きしました

目覚まし時計を不登校の我が子に渡して、自分で起きるように仕向けてから、とりあえず8時には自分で起きているようです。

そんなある日、ポケモンの新作ゲームが解禁された日、7時半に目覚ましをセットしていたようですが、6時半に起きてきました。(目覚まし要らないじゃん!)

6時過ぎから6時半に掛けて親がガサゴソと起きだすので、そこで目を覚ましたようです。早くゲームをしたいので、早速起きて来たのです。

うーむ、やはり「やる気(起きる気)」さえあれば、起きられるんだよね。もちろん、1日だから出来たことで、連日はゲームのためとはいえ、難しいとは思いますが。

 

やはり、「純粋に身体的なことから起きられないということではないのだよな」と思いました。もちろん、心理的な側面が起立性調節障害に影響することもあるので、起立性調節障害と言えるのかもしれませんが(注:診断は医師にしかできません)、「我が子の場合は、特に心理的な側面が重要なのかな」と思いました。

こんな時に、「ゲームの時は起きられるんだから、いつも今日みたいに早く起きればいいのに」と言いたくなりますが、、、言ってはいけません。言いたい気持ちを「ぐっと」こらえましょう。

そう言ったところで、翌日から早起きをするようにはなりませんよね。むしろ、子どもは親の「自分に対する不満」を感じ取ってしまうでしょう。子どもによって見た目上の反応は異なるのでしょうが、子どもの心は傷ついてしまいます。楽しみにしていたせっかくのポケモンは台無しになってしまいます。

 

これを書いていて、「具体的には思い出せないけど、そういえば親の一言で『楽しみ』が台無しになってしまった事があった」という自分の感情を思い起こしてしまいました。

 

目覚まし時計で起きています

不登校の我が子。最近、起立性調節障害らしい傾向をみせています。

朝、「頭がくらくらする」「調子が悪い」と言うことが多くなりました。

しかし、4月からは専修学校に通学します。不登校の子専用のコースなので、まずは遅刻してもいいので、ゆっくりと、マイペースで通学していいと言われてはいます。

とはいえ、できればこれまでよりも早く起きて出かけられるようになって欲しい、とは思ってしまいます。

 

我が子はなんだかんだと必ず8時には起きるので、まず自分で目覚まし時計をセットし、それで起きられるようにしてみようと考えました。

専修学校に行くには7時に起きる必要があるから、明日から7時に起こします」と言っても、きっとダメでしょう。7時に起きられるようにはならないでしょう。

 

7時に起きられるようになるには、「自分の意志で」「無理強いすることなく」7時に起きることを促す必要があります。

そのために考えたのが、目覚まし時計です。

 

我が子は、専修学校に行くにはこれまでよりも早く起きなければならないということは、理解しています。

 

なので、「専修学校に行くためにも、ちょっとずつ早く起きられるようになるといいね(パパ)」と伝え、「そのためにも目覚まし時計で起きてみるかい?(パパ)」と言ってみました。

すると、「うん、やってみる(我が子)」という返事だったので、やってみることにしました。

「何時にしようか?」(我が子)

「うーん、今は8時に起きているんだっけ?」(パパ)

「うん」(我が子)

「なら、とりあえず8時から始めてみるか」(パパ)

「わかった」(我が子)

 

というやり取りをして、目覚まし時計の使い方を確認し、渡しました。

 

翌朝。

これまではパパが朝になると起こしていたのですが(起こした後、リビングで8時まで寝ている)、朝起こさないでいました。

すると、8時に自分から起きてきたそうです(ママ談)。

 

連日、このようにできているので、当面は大丈夫そうです。

今回は、目覚まし時計を「自分で」セットし、「自分で」起きる、というように「自分が必要と思うからやる」という自律的動機づけを促した点がポイントです。

「起こされる」というのは他律的(させられる)なので、なかなかモチベーションは高まりません。嫌々やっているだけなので、長続きしません。

 

また、元々8時には起きていたのですから、8時に目覚まし時計で起きることは比較的簡単にできそうです。

これは「自分にはできる」という自己効力感(セルフエフィカシー)を獲得させるための方法です。セルフエフィカシーを得るには、自分がやったこと(8時に目覚まし時計をセットして起きる)ということが「成功裏」に遂行されることで、「やればできた」という成功感(できるという感覚)を掴むことが大切です。

 

しばらくは、様子見をします。

「できれば自分から徐々に起きる時間(目覚まし時計のセットする時間)を早くして、徐々に早く起きられるようになってくれるといいのだけど」と願っていますが、思う通りにはならないでしょうね。

そこで、焦って「もっと早く目覚まし時計をセットしよう」と指示(強制)しないように気を付けたいと自分に言い聞かせています。